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GitHub Actions の「保存容量 100%」メールは放置していい?|アップデートが止まっていた原因と対策

Lyric Machine 開発記(9本目) 公開日 2026年10月22日

ある日、GitHub から英語のメールが届きました。「Actions の保存容量を 100% 使った」という内容です。正直、最初は何のことか分かりませんでした。容量が足りなそうなことだけは分かり、お金がかかるのか心配になりました。このメールは、放置してはいけないものでした。自分専用の作詞アプリ「Lyric Machine」のアップデートが、実際に止まっていたからです。この記事では、その原因と、Claude Code(文章で頼むとプログラムを書いてくれる AI)と一緒にした対策を書きます。ついでに、以前にあった「アップデートが 404 になった」話も紹介します。

何を作りたかったか

Lyric Machine は Mac のアプリで、新しい版を作ると、自動で配布ページに載る仕組みになっています。

この自動化には GitHub Actions を使っています。GitHub Actions は、GitHub の中で決まった作業(アプリを作る、テストする、配布する、など)を自動で動かしてくれる機能です。アプリの中の「アップデート」ボタンは、この配布ページから新しい版を取ってきます。このボタンも、途中で頼んで作ってもらったものです。

私

dmg毎回ダウンロードするの大変だけど、そういうもん?Claudeとか、再起動して更新、みたいなの出来るけど

Claude Code

そういうものではないので、Claude と同じように「再起動して更新」できるようにしました。

新しい版が出ると画面上のロゴの横に緑の表示が出て、押すとアプリが再起動して新しい版に入れ替わります。

毎回の .dmg のダウンロードが面倒だった(やりとりを再現したもの)

何が起きていたか

届いたメールをそのまま Claude Code に見せて、大丈夫なのか聞きました。

調べてもらうと、こういうことでした。

  • アプリを作るたびに、約 200MB の配布用ファイルを、GitHub Actions の保存場所に 30 日間置いていた
  • それが 90 個、約 7.2GB たまっていた
  • 無料で使える保存容量は 0.5GB なので、とっくに超えていた

そして、実際に影響も出ていました。ちょうどその日に作った新しい版(デザインを 12 種類にした版)のビルド(アプリを作る作業)が、ファイルを保存できずに失敗していたのです。そのため、アプリの「アップデート」にも出ていませんでした。

どう直したか

1. 古いファイルを消す

Claude Code から古いファイルの扱いを相談され、「放っておいて影響がないならそのままでいい。影響があるなら急いで空けたい」と答えました。アップデートが止まるという影響があったので、古いファイル 90 個を消してもらいました。

配布用の .dmg と .zip は、GitHub のリリース(配布ページ)に別に残っています。そのため、配布やアプリ内の更新には影響ありません。私の歌詞や曲のデータも、Mac のアプリの中にあるので関係ありません。

2. 消したあとも続いた失敗

ところが、すぐにビルドをやり直しても、同じ理由で失敗しました。GitHub が使用量を計算し直すのは 6〜12 時間ごとで、消したことがすぐには反映されなかったのです。

3. ビルドの流れそのものを変える

そこで Claude Code は、作り方を変えました。

  • これまで:できた配布用ファイルを、いったん Actions の保存場所に置いてから、配布ページに載せていた
  • これから:Mac のビルドから、直接配布ページに載せる

Actions の保存場所を使わないので、容量の上限でアップデートが止まることはもうありません。この変更で、止まっていた新しい版も無事に配布されました。メールを見せて聞いたやりとりは、最後にこう返ってきて終わりました。

私

ちなみにこれは大丈夫なのか、メールきたけど

Claude Code

デザインを 12 種類にした版(v0.40.0)がリリースに載りました。ビルドは成功していて、.dmg と .zip が両方入っています。

今後は Actions の保存容量を使わないので、同じ理由でアップデートが止まることはありません。

容量のメールを見せて聞いた。返事は直し終えたときのもの(やりとりを再現したもの)

念のため、メールにある予算の設定が $0 になっているかも確かめるよう案内されました。$0 にしておけば、上限を超えても請求はされず、止まるだけです。

アップデートが「404」になった話

もう 1 つ、GitHub まわりで詰まったことがあります。アプリ内の更新確認で「確認できませんでした(404)」と出るようになったのです。404 は、ふつう「見つからない」という意味です。

私

確認できませんでした(Client error '404 Not Found' …)

Claude Code

v0.28.0 を出しました。非公開のリポジトリでも、GitHub のトークンを入れればアプリ内で更新できます。

トークンは読み取り専用で作って、設定の「GitHub のトークン」に貼ってください。

更新の確認で出たエラーをそのまま貼った(やりとりを再現したもの)

原因は、配布ページのあるリポジトリ(プログラムの保管場所)を非公開にしていたことでした。ログインしていないアプリからの問い合わせには「見つからない」と返ってきます。設定画面に読み取り専用の GitHub のトークン(合言葉のようなもの)を入れる欄を作ってもらい、解決しました。

使ってみた感想

メールが来たときは焦りました。アップデートがまた届いて、本当にホッとしました。

「容量オーバーのお知らせ」が、実は「アプリの更新が止まっている」につながっていたのは意外でした。ただの通知に見えるメールでも、そのまま AI に見せて聞いてみるのが大事ですね。

同じことで困っている人へ

英語のメールでも、とりあえずそのまま AI に見せて聞いてみてください。私はメールを見せて一言聞いただけで、原因と、実際に出ていた影響まで分かりました。

まとめ

  • GitHub Actions の「保存容量 100%」メールは、放置するとビルドが止まることがある
  • 古いファイルを消しても、使用量の反映は 6〜12 時間遅れる
  • 根本的には、大きなファイルを Actions の保存場所に置かない流れにすると安心
  • 予算を $0 にしておけば、上限を超えても請求されず止まるだけ
  • 「404」は、非公開のリポジトリで「あなたには見せられない」という意味のこともある

次の記事では、Notion に貯めたメモを、アプリに 20 秒ごとに自動で取り込む仕組みを書きます。